母が亡くなって、3年が経ちました。
実家は車で片道2時間。今は誰も住んでいない空き家です。母屋、離れ、蔵と、田舎らしい造りで荷物も多く、片付けはまだ途中のまま。ずっと心のどこかに引っかかりながら、なかなか足が向かない日々が続いています。
最初の1年は、月2回通いました
母が亡くなった直後は、兄と一緒に月に2回ほど実家へ通いました。片付け、お墓の掃除、草引き。まだ使えそうなものは自宅へ持ち帰り、少しずつ整理を進めていきました。
今も兄夫婦も頻繁に足を運んでくれています。家の管理だけでなく、所有している空き地に生える雑草の手入れまで、マメにしてくれています。暑い中、寒い中、大きな敷地の手入れは本当に大変なことだと思います。
家にある荷物は生前、母もできる限り片付けをしておいてくれていましたが、母屋・離れ・蔵の荷物はやはり膨大で、3年経った今もまだたくさん残っています。
嫁に出た私が、どこまでやっていいのか
実家は兄の名義です。母が亡くなった当初は遠慮なく実家に上がり込んでいましたが、今となっては私が勝手に上がり込んで片付けをするのも気が引ける。かといって何もしないのも悪い気がする。そんなことをあれこれ考えているうちに、だんだん足が遠のいてしまいました。
兄妹2人だけなので、協力してやっていこうという気持ちはあります。でも「どこまでやっていいのか」という遠慮が、どうしても出てしまいます。
昨年、お墓を引っ越しました
昨年、兄が大きな決断をしました。実家近くにあったお墓を、兄が住む市内へ移す「墓じまい」です。実家から約60キロ離れた場所への移転でした。
手続き、墓石の注文、お寺への供養のお願い……忙しい中、兄がさっさと動いて全て段取りをしてくれました。私はただ、引っ越しの法要に出席しただけ。兄には本当に頭が下がります。
費用は総額370万円ほどかかりました。以前、母が「お墓を一人で作るとその人に不幸が訪れる」と言っていたことを思い出し、私も費用の半分を出させていただきました。かなりの出費となりますが、もともと母の遺産から出たお金。母のために使えたと思うと、有意義な使い方ができたと感じています。
実家の今後――古民家として誰かに使ってもらえたら
実家は売却を考えています。地元の不動産屋さんや知り合いの不動産屋さんにも声をかけています。
ただ、築100年以上の古民家です。柱はしっかりしていて、田舎らしい風格のある建物なのですが、全て解体するとなると1,000万円ほどかかると聞いています。できることなら、古民家をそのまま活かして、誰かが商売や暮らしに使ってくれると嬉しいなと思っています。
まだ先のことはわかりませんが、ご先祖様が大切にしてきた家が、誰かの役に立つ形で次の縁につながってほしいと願っています。
片付けは、気持ちの整理でもあります
自分の家の片付けを進めながら、ふと実家のことを思います。物を手放すことは、記憶や気持ちと向き合うことでもある。実家の荷物はまだたくさんあるけれど、昨年末に最後の片付けと思い、残ったものは業者に依頼して処分してもらう予定です。この処分が終わると気持ちに一区切りつくような気がします。


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